一般財団法人環境イノベーション情報機構
緑の気候基金、ケニアとセルビアにおける気候プロジェクトを承認
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2025.03.06 【情報源】国連/2025.02.18 発表
国連食糧農業機関(FAO)によると、「緑の気候基金」(GCF)はケニアとセルビアにおける気候プロジェクト 2件 を承認した。同基金は、途上国の温室効果ガス削減(緩和)と気候変動の影響への対処(適応)を支援する。
ケニアでは、GCF助成と協調融資により 5,000万ドル を投じ、ビクトリア湖沿岸地域で、酪農、養鶏、コーヒー、茶、果樹、アフリカの葉菜の6部門において協同化、市場・金融へのアクセス向上、持続可能な農法を推進し、地域のパラダイム変化を目指す。
参加するオランダの農業農民支援NPO、Agriterraの経験を活用する。
対象面積は3万ha、受益人口は270万人、その半数は女性である。
セルビアは、森林保護をエネルギー安全保障と経済成長の鍵と重視、助成と協調融資による 8,400万ドル で森林の緩和・適応機能を向上する。
気候変動適応樹種を 7,000ha に植林、劣化森林 5万1,000ha を再生、気候変動に適応した森林管理などに関し能力構築を図るとともに、カーボンファイナンス枠組の開発に取り組む。
【国連食糧農業機関】