一般財団法人環境イノベーション情報機構
欧州委員会、ネットゼロ技術、EV用蓄電池、グリーン水素の振興に46億ユーロ補助
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2024.12.18 【情報源】EU/2024.12.03 発表
欧州委員会は、総額46億ユーロの補助事業の実施と募集について発表した。低炭素技術事業支援プログラムであるイノベーション基金(IF)から支出する。
・ネットゼロ技術事業補助:24億ユーロ。対象は再生可能エネルギー、エネルギー貯蔵、ヒートポンプ、水素製造用品の製造など。
・EV用蓄電池製造事業補助:10億ユーロ。革新的な蓄電池製造や大規模化を促進する。
・グリーン水素製造事業補助:12億ユーロ。欧州水素銀行の第2回競争入札で選定される事業に対し製造量に比例した補助を行う。
今回の募集では「供用補助事業」(Grants-as-a-Service)、「供用競争入札」(Auctions-as-a-service)が導入される。
これは加盟国がIFの評価プロセスを自国の補助事業選定に利用することを認めるもので、各国は選定手続きの簡易化など管理コストを節減できる。
ネットゼロ技術・蓄電池事業の募集締切は2025年4月24日、決定は2026年第一四半期、水素事業は2025年2月20日締切で決定は締切後9ヶ月以内となる。
【欧州委員会】