一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、ハイドロフルオロカーボンの排出削減及び回収利用プログラムを制定
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2024.10.09 【情報源】アメリカ/2024.09.23 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、2020年 制定の米国イノベーション製造法(AIM法)に基づきハイドロフルオロカーボン(HFC)の排出削減及び回収利用プログラムを制定した。AIM法は、EPAに対し「製造・消費の段階的削減」、「次世代技術への移行促進」、「回収利用最大化と漏出最小化のための規制」の 3分野 について取組を義務付けている。
うち 第1、第2分野 はすでに政策を策定実施、今回は残された 第3分野 にあたる。
制定により、漏出設備の修理、大型冷凍設備の自動漏出検知装置の設置、回収利用HFC冷媒を含む装置の保守・修理、再生利用HFCを使用した消火機器の設置・保守・修理、処分前の使いきりタイプシリンダーからの HFC回収 が義務付けられ、回収利用 HFC冷媒 の基準と引火性の使用済み冷媒の再生利用基準が示された。
2022年 批准の HFC段階的削減 に関するモントリオール議定書キガリ改正の目標(2036年までに 2011〜2013年 生産量の平均値比で 85% 削減)へ向けた大きな前進だとしている。
【アメリカ環境保護庁】