一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、気候中立を達成するための専門職の必要性に関するポジションペーパーを公表
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2024.10.03 【情報源】ドイツ/2024.09.17 発表
ドイツ連邦環境庁(UBA)は連邦職業教育訓練研究機構(BIBB)と共同で作成したドイツが気候中立を達成するために必要となる専門職の不足とその対策に関するポジションぺーパーを公表した。ここでは、ドイツが 2045 年までに気候中立を達成するために措置を実行し推進するために十分な数の十分な資格を持つ専門家が現状では不足していることから、必要とされる職種の職業訓練の魅力の向上や労働条件の改善といった課題をまとめられている。
ドイツ連邦環境庁のメスナー長官は、
「気候変動は現実である。社会が気候中立になると同時に気候変動の影響に適応できるよう、私たちは今、賢明な行動をとらなければならない。これは十分な専門家がいない限り達成できない」
と述べた。また、
「求められる職種は多岐にわたっており、例えば再生可能エネルギーの拡大、建物の改修、自動車産業や化学産業の再構築、循環経済の発展などにおいて、熟練した専門家が必要である。さらに異常気象において人々に適切なケアを提供するために医療システムにおいても専門性を持つ人材が必要である」
と述べた。
【ドイツ連邦環境庁】