一般財団法人環境イノベーション情報機構
気候変動に関する政府間パネル、第7次評価報告書サイクルの一部報告書のアウトラインを承認
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2024.08.20 【情報源】国際機関/2024.08.02 発表
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)はブルガリアで開催された第61回総会において、第7次評価報告書サイクルで作成予定の各種報告書のうち、「気候変動と都市に関する特別報告書」と「短寿命気候強制力因子(SLCF)インベントリに関する2027年方法論報告書」についてアウトラインを承認した。執筆者選出作業が来週にも始まる予定。
「気候変動と都市に関する特別報告書」 2027年3月公表予定
・気候変動下の都市の傾向、課題、機会
・都市のリスクと排出の削減のための行動と解決策
・都市の変革の促進と加速の方法、
などが主な内容。
「短寿命気候強制力因子(SLCF)インベントリに関する2027年方法論報告書」 2027年7月公表予定
国別の短寿命気候強制力因子排出量インベントリ作成と報告の指針を、エネルギー、廃棄物などの分野ごとに提示。
今サイクルでは上記の他に、
3つの作業部会による報告書とそれらをまとめた統合報告書、
二酸化炭素除去技術と炭素回収・利用・貯留に関する方法論報告書、
1994年の影響・適応などに関する技術ガイドラインの改訂版
も作成される予定である。
【気候変動に関する政府間パネル】