一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、「気候保護契約」第2回入札の予備手続きを開始
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2024.08.16 【情報源】ドイツ/2024.07.29 発表
ドイツ連邦経済気候保護省(BMWK)は炭素差額契約の仕組みを用いた資金調達プログラム「気候保護契約」の第2回入札の予備手続きを開始した。これは年末に実施される第 2 回入札に向けた最初の手続きとなる。
気候保護契約は、製紙、ガラス、鉄鋼、化学産業などのエネルギー集約型産業において、気候に配慮した最新の製造プロセスを導入することを目的としており、従来の製造プロセスと比較した追加費用が補償される。
予備手続きでは、第 2 回入札への参加を希望する全ての企業に対し、2024年9月30日までに必要な情報を提出することが求められる。
第2回入札では連邦政府の炭素管理戦略に従い、二酸化炭素の回収・有効利用・貯留技術(CCUS)も重点となる。
2024年7月に終了した第1回入札には約 20件 の申請が提出され、現在、総合的な評価が行われている。最初の気候保護契約は今秋に締結される予定となっている。
【ドイツ連邦経済気候保護省】