一般財団法人環境イノベーション情報機構
カナダ農務・農産食品省、炭素隔離を増進する営農と土地利用プログラムを実施へ
【地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2024.01.15 【情報源】カナダ/2023.12.20 発表
カナダ農務・農産食品省はマニトバ州と共同で、炭素隔離を増進する営農と土地利用によって環境変化や災害に強い持続可能な農業を確立するため、州全域のアグロフォレストリーと放牧地の一次生産者(先住民を含む)を対象に、「レジリエント農業景観プログラム」(RALP)を実施する。これにより、生産者の気候変動への緩和・適応対策取組が促進され、生態系の提供する財とサービスは向上する。次のようなプロジェクトに実施期間最長18ヶ月で最大1万5,000ドルが助成される。
・アグロフォレストリー:炭素隔離、土壌侵食防止、水質保全、エネルギー節減、野生動物保護、増収を図るための災害防備林の整備
・放牧地:休牧・回復、飼料備蓄率、牧区輪換、水インフラの設置を考慮に入れた管理、ハイリスクな耕地の草地転換、窒素固定力のある在来の牧草の導入などの取組
RALPは、2023年4月に5ヶ年35億ドルの計画で開始された「持続可能カナダ農業パートナーシップ」(サステイナブルCAP)の一環で、州が計画立案し、連邦・州が支出して実施される。
【カナダ農務・農産食品省】