一般財団法人環境イノベーション情報機構
韓国国立公園管理公団、国立公園の海洋ごみ回収に報いるキャンペーンを開始
【地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2022.08.29 【情報源】韓国/2022.08.09 発表
韓国環境部は、同国の国立公園管理公団(KNPS)が国立公園の海洋ごみ20Lの回収に報酬(5000ウォン(約500円)相当)を提供する「海洋清掃キャンペーン」を開始したと発表した。海洋・沿岸国立公園は、ハクセンシオマネキなど絶滅危惧種が生息する生態学的に多様な地域だが、海洋ごみが海洋生態系を破壊している。このためKNPSは来訪者が海洋環境の改善に自発的に参加できるようキャンペーンを設計、試験的に2つの国立公園で環境配慮型ごみ袋を使う回収を先着3000名で開始した。閑麗海上国立公園のビーチでは、参加者は現地事務所で受け取ったごみ袋を海洋ごみで満杯にし、事務所に返却すると地域ギフト券がもらえる。泰安海岸国立公園のビーチでは、現地に用意されたごみ袋を海洋ごみで満杯にし、その写真をインスタグラムに投稿するとモバイルクーポンが発行される。また回収した海洋ごみを使って海洋保全を表現した作品の投稿の中から毎月20名に特産品(海塩)が贈られる。KNPSは、試みが成功すれば、全ての海洋・沿岸国立公園で実施するという。【韓国環境部】