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環境ニュース[海外]

中小企業はエコロジー改革のパートナー

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2005.03.25 【情報源】ドイツ/2005.03.10 発表

 ドイツのトリッティン環境大臣は、3月10日、ベルリンで開催された中小企業経済連盟(BVMW)の年次総会に出席し、中小企業は、経済の中枢を担うだけでなく最新の環境政策にとって重要なパートナーであると演説した。演説の概要は次のとおり。
●環境保護と経済の対立として認識されているものは、実はコンツェルンと中小企業の対立の中心的要因であることもある。5年前、廃車指令に対し、自動車業界は猛反発した。しかし、廃車指令により、自動車をリサイクル可能な構造に製造することが必要になり、これにより、下請けの中小企業は、多くの新規受注を獲得することになった。
●EUの新化学物質規制に関する議論においても、コンツェルンと中小企業の対立が見られた。中小化学企業の多くは、工業・化学・エネルギー産業連合(IGBCE)や連邦政府とともに、EUの動きを歓迎した。現状の化学産業の反発の動きは、コンツェルンから出ているものである。
●構造的に保守的な大企業と革新的で柔軟な中小企業の相違の典型的な事例は、大手電力供給会社による再生可能エネルギー拒否の態度である。E-On、RWE、EnBWなどの大手電力供給会社は、再生可能エネルギーブームに乗り遅れた。今日、再生可能エネルギーは、電力市場において、毎年1%ずつ増加している。これは、投資分野でも製造分野でも効果的であり、既に12万人分の雇用の創出につながっている。【ドイツ連邦環境省】

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