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環境ニュース[海外]

ブレア首相 新しい「持続可能な開発戦略」を発表

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2005.03.24 【情報源】イギリス/2005.03.07 発表

 イギリスのブレア首相は、3月7日、新しい持続可能な開発戦略を発表した。
 「未来を確かなものに(Securing The Future)」と題された新戦略では、(1)持続可能な生産と消費、(2)気候変動とエネルギー、(3)自然資源の保護、(4)環境改善と持続可能なコミュニティ という4つの重点分野について、政府の目標が示されている。
 新戦略の主なポイントは以下のとおり。
●新たに設置される作業部会で、持続可能な公共調達について国の行動計画を策定する。2009年までに、イギリスがこの分野でEUのリーダーとなることを目指す。
●出張などに伴う炭素排出量を各省庁が相殺できるようにする新たなスキームを、2006年4月までに導入する。航空機を利用する以外に方法がない場合には、飛行に伴うCO2排出量を、再生可能エネルギー事業やエネルギー効率化事業への投資によって償う。
●新たなイニシアティブとして「コミュニティー・アクション2020〜一緒ならできる〜」を今秋に打ち出し、地域の団体に、支援、情報、訓練などを提供する。
●地域の活動を支援するため、(1)地域環境の質に関する情報を示す、インターネット上の地図や統計等のセットを、2010年までに開発し、誰でもアクセスできるようにする。(2)環境庁の環境保護に関する権限の改善について、2005年後半に協議する。
 ブレア首相は、「共に考え、政府のあらゆるレベルで行動することで、また、長期的な目標を設定することで、政府は、すべての人の未来を確かなものとするよう力を尽くしていく。この新たな戦略を、行動のための触媒として活用していきたい」と述べた。
 なお、政府は、独立の持続可能な開発委員会(委員長:ジョナサン・ポリット氏)に、政府の活動状況を監視する役割を委託している。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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