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環境ニュース[海外]

絶滅危惧種の違法取引に禁固5年の罰則 野生生物取引対策を強化

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.01.20 【情報源】イギリス/2005.01.04 発表

 イギリス政府は、罰則の強化、警察や野生生物検査官の権限の拡大などを盛り込んだ「2005年絶滅危惧種の取引規制に関する(執行)規則(COTES)案」を公表した。これは、1997年のCOTESを改正するもの。
 今回の規則案には、以下のような提案が盛り込まれている。
●COTES違反に対して最高5年の禁固刑を課す。
●警察に、容疑者を停止させ、捜査する権限を付与。
●警察に証拠を押収・保管する権限を与え、容疑者に対しサンプリング用野生生物標本の提出を要求できるようにする。
●イギリス環境・食糧・地方省の野生生物検査官が、検査に関連した標本及び文書の提出を要求できるようにする。
●検査官の職務を妨害すること、指示に従わないこと、または検査官になりすますことを犯罪とする。
●受取人が標本を取り扱う能力があるかどうかを確かめることなく、付属書Bにリストアップされた生きた標本を受取人に渡すことを犯罪とする。
●警察が付けたマーカーを消したり、動かしたりすることを新たに犯罪とする。
●標本に偽の文書を添付し、押収・没収できるようにする。
●容疑者が所有する標本が合法的に輸出入されたものか、税関が証拠を要求できるようにする。
●捜査中および裁判期間中にかかった標本維持費について、裁判所が支払い命令を下す場合に考慮できるようにする。
【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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