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環境ニュース[海外]

ヴァルストロム環境委員 欧州持続可能な開発戦略を評価

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2004.10.06 【情報源】EU/2004.09.20 発表

 欧州委員会のヴァルストロム環境委員は、欧州環境事務局(EEB)の年次会合に出席し、欧州の「持続可能な開発戦略(SDS)」について、個人的な見解とことわりつつ、以下のように評価した。
●前進したこと
(1)域内政策と国際的な約束の一貫性を改善することができた(欧州委員会内での影響評価の導入、共通農業政策・共通漁業政策改革等)。
(2)EU域内において持続可能性を強化する様々な政策を策定することができた(欧州気候変動プログラム、排出取引指令、REACH等)。
(3)国際的な約束を実施する能力を高めた(ODA額がOECDのトップクラス、効果的な援助、国際機関への支援等)。
●未達成のもの
 進捗が思わしくない分野として、エネルギー、運輸、環境と健康、生物多様性が挙げられる。
●SDSの改定に向けて
 SDSの改定においても、2001年に設定した目標はその価値を失うものではない。新しい政策手法やツールを導入し、実現に向かうべきである。また、EUの政策に影響を及ぼすことができるよう、2005年春の欧州理事会までに、レビューを完了させるべきである。【欧州委員会環境総局】

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