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環境ニュース[海外]

動物園で野生生物種の保全に関する教育プログラムを

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.09.30 【情報源】イギリス/2004.09.13 発表

 イギリスのモーレイ環境大臣が9月13日に発表した「改正動物園基準」によると、イギリスの動物園は、野生生物の保全プログラム及び生物種についての普及啓発プログラムを実施するよう求められることとなった。
 今後、動物園は、生物種を保全するための調査、保全技術の訓練、情報交換、増殖のためのプログラムや野生復帰プログラムなど、様々な保全対策を実施することが求められ、調査を円滑に行うため、大学との連携も推奨される。また、今回示された基準では、動物の「5つの自由」の原則に則り、政府が、引き続き、動物園の動物の福祉を促進することが示されている。5つの自由とは、(1)飢えと渇きからの自由、(2)不快からの自由、(3)痛み、傷害、病気からの自由、(4)正常な行動を示す自由、(5)恐怖と苦悶からの自由 を指す。なお、檻や柵などは動物が逃げないよう適切に設計管理し、一般の人が安心して訪れることができる場所にすることも基準に含まれている。
 動物園は定期的な検査を受け、以上の基準に適合しているか、地方自治体によって調査される。基準に達しない場合、地方自治体は、動物園に対して、改善を求める許可条件を付したり、動物園の閉園(一部または全部)を求める、あるいは許可を取り消すといった措置を講じる。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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