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環境ニュース[海外]

オオカミ駆除の許可をドローム県、イゼール県、サヴォア県に拡大予定

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.09.21 【情報源】フランス/2004.09.06 発表

 フランスのルペルティ エコロジー持続可能な開発大臣は、アルプス地区のオオカミによる被害状況のまとめ(2004年8月31日までの段階)を作成した。
 昨年の報告書と比較し、8月31日までのオオカミの襲撃回数と犠牲となったヒツジの数はサヴォア県で著しく増えた。2003年の襲撃回数は14回だったが、今年は40回、また、犠牲となったヒツジも、昨年の53頭から169頭に増えた。隣のイゼール県とドローム県での襲撃回数は変わらないか、または若干、増加した程度であった。ベルドンヌ山脈、ヴェルコール、タイイフェール、さらにモーリアンヌの谷は特に被害が大きかった。
 2004年8月12日付け省令(アレテ)に示された三つの県と同様に、下記の地域においてのみ、オオカミの駆除が認められる。
●実施された保護対策にもかかわらず、被害が大きい地域
●保護対策の実施が、最も適合した田園システム機能の運営条件に大きな障害となっている地域
 家畜に対する圧力を減らすために駆除できるオオカミの総数は、アルプス地域で最大4頭とされる。【フランス エコロジー持続可能な開発省】

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