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環境ニュース[海外]

再生可能エネルギーのためのメッセ開催

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2001.06.19 【情報源】ドイツ/2001.06.08 発表

 連邦環境大臣トリッティン氏は、2001年6月8日から10日までベルリンで開かれる国際メッセ「太陽エネルギー2001」の冒頭で挨拶をし、将来のエネルギー供給における再生可能エネルギーの重要性を強調した。
 連邦政府の目標は、原子力発電所を廃止すること、そして化石燃料の消費を削減することであり、そのためには、省エネ及び再生可能エネルギーの利用が重要である。これは、気候変動防止のために必要であると同時に、雇用を創出することにも資する。同氏は、再生可能エネルギーの分野だけで、ドイツには、すでに7万の雇用が創出された、と述べた。
 同氏は、2000年は、「太陽エネルギー時代」への出発の年であったという。2000年だけで出力40メガワットの太陽光発電所が設置され、合計100ガワットの稼動力に達している。現在ドイツでは、1億キロワット時の電力が供給されているが、これを2010年までに10倍にすることを目標としている。同氏は、太陽光発電は、10年前の風力発電の規模であるが、これは、その利用可能性が低いことを示しているわけではなく、導入のための努力が必要であることを示しているのであって、太陽エネルギー利用のポテンシャルは、ドイツにおいても高いものである―そして南の国では一層大きい―、と語った。
 温水供給のための太陽熱利用施設の面積も急増している。2000年に64万平方メートル分の施設が設置されたが、2001年には、100万平方メートルの施設の設置が新たに見こまれている。
 トリッティン氏は、また、「この2年の間に、ドイツにおける再生可能エネルギーは注目すべき発展を遂げた。とりわけ成功した手法は、昨年3月に施行された再生可能エネルギー法である。また、連邦政府は、再生可能エネルギーが市場に導入されるような促進プログラムを実施し、研究のためのイニシアチブをとってきた。信頼できる条件を設定することにより、良好な投資環境が醸成されてきたのである。」と語った。【ドイツ連邦環境省】

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