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環境ニュース[海外]

インターネットで自然調査

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2001.06.04 【情報源】ドイツ/2001.05.22 発表

 ドイツと南アフリカの間でインターネットによる自然調査をするプロジェクトが進められている。ドイツ連邦環境省は、このプロジェクトを支援しており、ドイツ連邦環境省政務次官Simone Probst氏は、このようなとりくみは生物多様性保護のみならず、国際的な文化交流にも資するものであると述べた。
 今年の「インターネットで自然調査」プロジェクトでは、12のテーマが決められており、その一つが「領域に固有でない種」すなわち、もともとの種の発生地でない箇所で生育している種に関する調査である。たとえば、薄葉をもつキオン属種(das Schmalblattrige Greiskraut)は、百年以上前に南アフリカから羊毛に紛れ込んでヨーロッパに入ってきた。ドイツでは、1896年にブレーメンで初めて確認され、1950年以来急速に拡散した。
 ドイツの「自然探偵(Naturdetektive)」と南アフリカの「SchulNaz南アフリカ」は、共同で同種の拡散過程を追跡することにし、インターネットを利用して、いわばバーチャルな橋を架けようとしている。インターネットユーザーは、自然観察の結果を、文章と映像で直接ネット上に書き込むことができる。【ドイツ連邦環境省】

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