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環境ニュース[海外]

初の再生可能エネルギー週間

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2001.05.31 【情報源】フランス/2001.05.22 発表

 5月14日から20日、フランスで初のエネルギー週間が実施された。エネルギー週間は、教育的な目的として、情報、現地視察、交流という3つの点の連携を図る。再生可能な資源(風、太陽、水、地熱、バイオマス)の発見を可能にするものでもあり、今後は毎年開催される。

- フランス環境研究所(Institut francais de l’environnement;IFEN)の調査によると、フランスでは再生可能なエネルギー分野の遅れが指摘された。フランスが同意する欧州の目標は、2010年ベースで、電気消費の22.1%を占めることである。現行プログラムでは、よくても現在の15%(風力、バイオマス)を維持するに過ぎない。よってIFENはエネルギー経済を強固にする2000年9月のCochet報告の対策の実施を勧告する。
- 2000年12月に開始した「エネルギーの向上と有効性プログラム」は、十分な水準に設定された保証価格を固定することにより、グリーンエネルギーの生産開始を強く喚起する。これに関する価格条令の公布が待たれる。風力発電量は年間800万KW/hに及ぶが、フランスの総電気消費の10から20%をまかなえる潜在性にもかかわらず、現状ではヨーロッパの第11位に過ぎない。
- 平行して環境・エネルギー管理庁(Agence de l’environnement et de la maitrise de l’energie;ADEME)の「2001太陽計画」は、特に、直接補助(4500から7500フラン=72,000〜120,000円)と適性情報(グリーンNo 0800.310.311)により、個人向けの太陽熱温水システムの推進をねらう。
- 環境・国土整備省は、5月6日、環境啓蒙大規模国内キャンペーン(テレビ、ラジオ、プレス)を準備している。
【フランス環境・国土整備省】

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