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環境ニュース[海外]

国内における再生可能エネルギーの将来性を詳細に分析

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2004.04.05 【情報源】ドイツ/2004.03.18 発表

 ドイツ連邦環境省は、研究報告書「ドイツにおける再生可能エネルギー利用の拡大(概要)」を発表した。これは、連邦環境省の委託を受け、ドイツ航空・宇宙センター(DLR)、エネルギー・環境研究所(ifeu)、ヴッパタール気候・エネルギー・環境研究所(WI)が、3年の歳月をかけて行った研究である。
 研究の結論の概要は次のとおり。
・ドイツは、2050年までに、電力需要の65%、熱需要の50%を再生可能エネルギーで供給することができ、2000年と比較し、温室効果ガスを少なくとも75%削減することが可能である。
再生可能エネルギーの増加は、自然環境の保護だけでなく、経済的な利益も大きい。
・将来性のあるエネルギー供給には、化石燃料によるエネルギー供給における効率向上も必要不可欠である。
景観保護や自然保護に関する厳しい基準の下でも再生可能エネルギー利用のポテンシャルは相当ある。
 同研究では、再生可能エネルギーに関して、長期的な観点(2050年まで)と中期的な観点(2020年まで)の2つについて、まとめられている。そして、「環境」、「経済」、「技術」の3点からのデータや現状が包括的に分析、評価されている。現時点では、概要のみが完成しており、最終的な研究報告書は、5月に発表される。【ドイツ連邦環境省】

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