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環境ニュース[海外]

110haの湿地ミティゲーション計画を発表

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2004.03.22 【情報源】イギリス/2004.03.04 発表

 イギリス環境・食糧・地方事業省は、3月4日、エセックス、ウォラシー島北岸に、110haの湿地帯を創設する計画を発表した。これは1990年代にケント及びサフォーク州の港湾開発により失われた、2つの湿地を補うために選ばれたもの。イギリスは、港湾開発を理由に、この2つの湿地を、EU野鳥指令に基づく保護区リストから除外していたが、欧州司法裁判所はこの判断を誤りであると判示。これを受けて、失われた湿地を補うための場所選びが続けられていた。
 今回の計画は、チドリ、ダイシャクシギ、ハマシギのような鳥類の新たな生息地を創り出すだけでなく、地元のバーナム町にとっても、海岸侵食を防止し、洪水対策を強化することにつながる。ベン・ブラッドショー自然保護大臣は、海岸付近の様々な関係者(住民、環境庁、環境保護団体、土地所有者、港湾当局、地方自治体など)から話を聞いた上で、計画の発表に至った。工事は、土地の買収が済み、計画実施許可が下り次第始まる見込みで、2005年を予定としている。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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