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環境ニュース[海外]

「再生可能エネルギーの日」を迎えて

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2001.05.08 【情報源】ドイツ/2001.04.27 発表

 4月28日に、ドイツは6度目の「再生可能エネルギーの日」を迎える。「再生可能エネルギーの日」は、1996年、Oderan(Erzgebirge、ザクセン州)においてチェルノブイリ事故10周年を機に定められた。それ以来、4月の最終土曜日に、数多くの都市や市町村の再生可能エネルギー製造者は、見学者に門戸を開き、どのようにして太陽、風力、バイオマス、その他の再生可能エネルギーが利用されるかを示す。
 再生可能エネルギーは、省エネに役立つものであり、気候変動及び将来のエネルギー問題の対策として重要な役割を担う。連邦環境大臣Trittin氏は、連邦政府の目標は、エネルギー転換のために、2010年までに再生可能エネルギーの全エネルギーに占める割合を倍にすることであると述べた。再生可能エネルギーによるCO2削減効果は、2000年は2500万トンであったが、2010年には5000万トンになることを目標としている。
 この2年の間に、再生可能エネルギー法、並びに、プログラム「10万の屋根に太陽光発電を」や再生可能エネルギーのための市場誘引プログラムといった助成措置によって、投資のための確固とした条件が整えられてきた。風力発電は、約9600の施設で行われており、6400メガワットの電気を発電している。これは、全ヨーロッパの半分、全世界の3分の1にあたる。風力発電の国内発電総量にしめる割合は、2.5%にのぼり、3万の雇用を供給している(全体として、再生可能エネルギーは、7万の雇用を生み出している)。また、今日、ドイツでは、太陽電池によって100メガワットの電気を生み出しているが(世界の4分の1を占める)、このうち半分は2000年に稼動し始めたものである。
 水力発電、地熱発電に加えて、バイオマスも「エネルギー転換」で重要な役割を果たす。バイオマスは、風力発電に匹敵するポテンシャルがあるが、それと比べて10年遅れている。バイオマスの発電利用を規律するバイオマス政令は、連邦参議院並びに連邦議会の議決の後、今年の夏には発効する予定である。【ドイツ連邦環境省】

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