一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

EPA・UPS社・ダイムラークライスラー社 水素燃料電池自動車を市街地道路で走行試験

大気環境 交通問題】 【掲載日】2003.05.28 【情報源】アメリカ/2003.05.19 発表

 EPAのホイットマン長官は5月19日、水素燃料電池を搭載した配達用車両を実際の道路で走行させる、政府と産業界との新たなパートナーシップ事業を公表した。これはEPAとダイムラークライスラー社、およびUPS社とが協力して行うもので、初めて、燃料電池を搭載した配送用車両が、実際の道路上で試験されることになる。
 今年後半には、燃料電池を搭載した、乗用車サイズの試験車両(メルセデス・ベンツAクラスをベースにしたもの)が、UPS社によって、速達配達用に利用される予定である。2004年には、燃料電池を動力源とする「ダッジ・スプリンター」バンが、国内で最初の中型燃料電池商用車として利用される予定である。
 ダイムラークライスラー社の燃料電池車両は、UPSの特定経路で配送に利用される。これにより、EPAと協力企業が、さまざまな気象条件下での燃料電池車の特性(燃費、運転性能など)を継続的に評価することができる。また、ミシガン州アノーバーにあるEPAの「国立自動車・燃料排出研究所(National Vehicle and Fuel Emissions Laboratory)」が、水素充填ステーションを提供する予定である。このステーションは、エア・プロダクツ・アン
ド・ケミカル社(ペンシルベニア州アレンタウン)により設計・建設される。これにより、EPA等は、燃料電池車両及び水素充填ステーションの操業状況を評価することが可能となる。【EPA】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク