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環境ニュース[海外]

カナダ環境・気候変動省、水銀を含む照明器具の段階的廃止に向けた最終改正規則を公布

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2024.07.04 【情報源】カナダ/2024.06.19 発表

カナダ環境・気候変動省は、水銀を含む照明器具の段階的廃止に向け「水銀含有製品規制最終改正規則」の公布を発表した。これにより2025年12月31日をもって、一般照明用の水銀含有照明器具の輸入・製造が大部分禁止され、2035年には照明器具から環境に放出される水銀は91%(681s)、温室効果ガスは4.6メガトン削減できるという。
水銀は環境に自然に存在する重金属で、メチル水銀など毒性の強い化合物に変化する可能性がある。水銀を含む照明器具の製造・輸入の禁止は、水銀汚染源としての照明器具を排除する「水銀含有照明器具に関する国家戦略」の最優先事項に位置付けられている。
この規則は、新規設置のネジ口金及びピン口金のコンパクト蛍光灯、直管・非直管蛍光灯に適用されるが、すでに使用されている水銀フリーの代替品への移行を促すため、ピン口金のコンパクト蛍光灯、直管・非直管蛍光灯の交換用ランプの輸入・製造は2027年末まで継続する。また水処理用や植物栽培用など、水銀フリーの代替品がない照明器具についても、現段階ではこの規則の適用外とする。

【カナダ環境・気候変動省】

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