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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関等、基本的なエネルギーアクセスが10年ぶりに悪化と報告

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2024.07.01 【情報源】国際機関/2024.06.12 発表

国際エネルギー機関(IEA)は世界銀行等と共同作成した「SDG7を追跡する:エネルギー進捗報告書」2024年版で、国連持続可能な開発目標SDGs)7(エネルギーをみんなに、そしてクリーンに)を2030年までに達成するには現在の取組では不十分と警告した。
人口増のペースが新規電力接続を上回り(主にサハラ以南のアフリカ)、2022年には電気を利用できない人口が10年ぶりに増加し6億8,500万人に達した(前年比1,000万人増)。21億人が未だクリーンな調理燃料・技術を使用できず、健康、ジェンダー平等、環境に大きな影響を及ぼしている。一方、再生可能エネルギーは過去2年間に力強く成長、エネルギー効率化もパンデミック時の停滞後に徐々に改善しているが目標達成には不十分である。
国連気候変動枠組条約第28回締約国会合の合意文書にSDG7を強化する新たな目標(2030年までに再生可能エネルギー容量3倍、エネルギー効率改善率2倍)が盛り込まれ、その達成に向け、特にクリーンエネルギー投資の著しい格差への対処で、迅速な具体的行動が必要だという。

国際エネルギー機関

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