一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

ドイツ地球環境変動学術委員会 エネルギーシフトに関する報告書を発表

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2003.04.18 【情報源】ドイツ/2003.04.10 発表

 地球環境変動学術委員会(WGBU)は、4月10日、報告書「変動の世界−持続可能のためのエネルギーシフト−」を、トリティン環境大臣に提出した。報告書には、地球規模のエネルギーシフトが、地球温暖化防止や途上国の発展に重要であることが報告されている。
 トリッティン大臣は、「エコロジー、エコノミー、平和のために、化石燃料から再生可能エネルギーへの転換は急務である。世界は石油備蓄量の限界に直面しており、石油への依存から脱出し、持続可能なエネルギー供給に取り組まなければならない」と述べた。
 また、Wieczorek-Zeul経済協力大臣は、「報告書では、エネルギーシフトが貧困撲滅のための基礎となることを明らかにされている。我々は、化石燃料の代替として再生可能エネルギーを普及するために、国際協力を通じ、2015年までに世界人口における絶対的貧困の割合を半減させるよう取り組んでいく」と述べた。報告書では、地球規模のエネルギーシフトは、実現可能であることが明らかにされている。さらに、「昨年の地球サミットにおいて、今後5年間に、再生可能エネルギーのために5億ユーロ(600億円)、省エネルギーのために5億ユーロ(600億円)、合計で10億ユーロを発展途上国におけるエネルギーセクターに投資することが約束された。既に、ドイツ連邦経済協力省は、40カ国において、約70のプロジェクトを支援している」と述べた。
【ドイツ連邦環境省、ドイツ連邦経済協力省、ドイツ連邦研究省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク