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環境ニュース[海外]

温室効果ガス等2001年推計値・2002年速報値を発表 2002年のCO2排出量は前年より3.5%減

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2003.04.04 【情報源】イギリス/2003.03.27 発表

 イギリス環境・食糧・地方事業省は、3月27日、2001年のイギリスの温室効果ガス大気汚染物質排出の推計値を公表した。また、同省と貿易産業省(DTI)による2002年のCO2排出量推計速報値等も発表された。その概要は以下のとおり。
−6種類の温室効果ガスをまとめた総量は、基準年(1990年)と比べ、2001年は12.3%減少した。京都議定書の約束を達成するためには、2008-2012年までに、基準年に対して温室効果ガスを12.5%削減することが必要である。
温室効果ガスの排出量は1999-2001年間に若干増加した。これは、2000年末から2001年にかけてガス価格が高騰し、発電所における石炭の利用が増加したこと、原子力の発電量が少なかったこと、及び気温が低かったことが原因と考えられている。
−1990年から2001年にかけて、CO2排出量は5.3%減少した。
−2002年のCO2排出量の推計速報値は、1990年より8-9%低い1億5000万トンと予想される。過去2年間の増加傾向から一転し、2001年から2002年にかけては、CO2排出量が3.5%減少した。これは、産出1単位あたりのエネルギー消費量が減少したこと、気候が温暖だったこと、ガスや石油に比べ、石炭の使用が相対的に減少したことなどが原因である。2002年の温室効果ガス排出量は、1990年レベルよりも14-15%少なくなると推定される。
−イギリス政府は京都議定書を超えて、2010年までに、CO2排出量を1990年レベルから20%削減すること、さらに、2050年までに60%する軌道にのることを目指している。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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