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環境ニュース[海外]

UNEP 「地球のためにプレイ」 環境とスポーツに関する新たな取組みがスタート

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2003.03.17 【情報源】国連/2003.03.06 発表

 3月9日、ケニアのナイロビから、環境とスポーツの関わりについて意識啓発を図る新しい国際的なイニシアティブがスタートする。3月9日を「地球のためにプレイ スポーツの日(The Play for the Planet sports day)」として、ケニアの4000人の子供達がサッカーなどの試合を行う。
 このイベントは、持続可能な開発という文脈の中で、環境とスポーツのよりよい関係を育むことを目指す、UNEPの「Michezo(訳注:スワヒリ語でスポーツ、競技)」キャンペーンの一環でもある。スポーツと環境は密接に関係している。例えばサッカー場などは、都市にとって貴重な緑地となり、また、適切に管理されれば、野鳥、昆虫、植物などにとって避難所と成り得る。また、河川や大気、土地の汚染はスポーツを楽しむ上で障害となる。他方、スポーツは環境に影響を与えることもある。環境に配慮しないスタジアム建設は、水の供給や野生生物の生息地、土壌などに悪影響をもたらす可能性があり、アイススケートリンク等はエネルギー集約型になりがちで、温室効果ガスの排出につながる。
 UNEPのクラウス・テプファー事務局長は「持続可能な開発は、人間を尊重し、地球を尊重する経済的な発展であり、全てのものに繁栄をもたらす。スポーツマン、スポーツウーマンを含め、全ての人が担うべき役割を有している」と述べ、スポーツ関係者の環境保全への参加を呼びかけた。
 なお、3月9日のイベントは、日本に本拠を置くグローバル・スポーツ・アライアンス、地球平和環境財団、コカ・コーラ・ナイロビ・ボトラーズ社、ネスレ・ケニア社などがスポンサーとなっている。【UNEP】

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