欧州委員会、持続可能な製品を欧州の標準とすることを含めたグリーンディール関連の政策パッケージ案を公表

【環境行政 法令/条例/条約】 【掲載日】2022.04.18 【情報源】EU／2022.03.30 発表

　欧州委員会は、欧州グリーンディールの一環として、持続可能な製品の標準化、循環型ビジネスモデルの推進、及びグリーン経済への移行に向けて消費者がより多くの情報を得られるようにすることを目指した政策パッケージ案を公表した。EUで販売されるほぼ全ての製品を一段と環境に優しく循環型かつ省エネ型のものとするための措置で、提案の要となるのが、持続可能な製品のエコデザインに関する規則である。製品の耐久性や、再利用性、修理可能性、メンテナンスやリサイクルのしやすさ、省エネ・省資源性などを高めるための新たな設計要件を定める内容で、対象製品へのデジタル製品パスポートの適用義務化も視野に入れている。加えて、「持続可能で循環型の繊維製品に関するEU戦略」をはじめ、建設製品規則（CPR）の改正など、製品グループごとのルールづくりも行うという。また、消費者が製品の耐久性や修理に関する情報を得たり、グリーンウォッシング（見せかけの環境配慮）に惑わされないようにしたりするために、関連するEU指令の改正も提案している。
【欧州委員会】