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環境ニュース[海外]

絶滅危惧種の保護に関する省庁間協議の改善案を提示

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.02.04 【情報源】アメリカ/2003.01.24 発表

 EPAと連邦内務省魚類野生生物局(Fish and Wildlife Service)、連邦商務省国家海洋漁業局(National Marine Fisheries Service)は、連邦農務省と協議し、農薬の登録に関して、「絶滅のおそれのある種の法(Endangered Species Act:ESA)」における協議をどのようにすれば効果的・効率的なものとすることができるか、一般公衆や利害関係者からのコメントを求めている。
 同法は、EPAに対し、農薬の登録によって、絶滅のおそれのある種等の継続的な生存が脅かされないよう、さらに、危機に瀕した生息地を破壊、またはこれに悪影響を与えるような変更が生じないようにするよう求めている。今回の協議は、政府機関間の協議プロセスを改善・強化するためのさまざまなアプローチに対するコメントを求めるものだが、これにより、種の保護対策を適切に講じながらも、農業者や他の農薬使用者に過度の負担をかけることなく時宜を得た判断がなされることが期待されている。
 コメントが求められるアプローチには、以下のものがある。
・ 重複した分析を排し、最も懸念される農薬の使用形態に焦点を当てることで、協議プロセスをより効率的にするアプローチ。
・ EPAが、農薬の登録によりリストに掲載された種に悪影響が生じると判断した場合にのみ、野生生物関係機関を協議に参加させるというアプローチ。
・ 協議が必要な場合には、野生生物関係機関による審査を重点的に優先し、EPAの科学的知見および保護戦略について、適切に配慮する。
【EPA】

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