アメリカエネルギー省、乗用車とトラックの燃費向上・脱炭素化に1億6200万ドルを拠出

【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2021.05.10 【情報源】アメリカ／2021.04.15 発表

　アメリカエネルギー省（DOE）は、乗用車及びトラックの燃費向上・脱炭素化に総額1億6200万ドル超を拠出すると発表した。
　DOEエネルギー効率・再生可能エネルギー局（EERE）は「スーパートラック・イニシアティブ」の第3弾となる「スーパートラック3」に関する資金提供公募（FOA）を通じ、電化の様々な手法（フル電動、再生可能なバイオ燃料を用いたプラグインハイブリッド、水素燃料電池技術等）に焦点を当て、歳出予算に従い、燃費向上・排出削減を目指す電動の大中型トラック・貨物システム構想の開発に4年間で最大1億ドルを提供。また、温室効果ガス（GHG）低排出技術の研究開発・実証・導入に関するFOAにより、オン・オフロード車の排出削減・燃費向上の革新的解決策に最大6275万ドルを提供し、電気自動車（EV）のインフラ拡充や地域レベルの実証、低排出エンジン・燃料の開発を支援する。
　同国の最大のGHG排出部門である運輸部門からの排出のうち、乗用車・軽トラックは約60％、大中型トラックは約25％を占めている。
【アメリカエネルギー省】