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環境ニュース[海外]

イギリス新法 動物園による野生生物保護を推進

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.01.20 【情報源】イギリス/2003.01.09 発表

 野生動物の保護活動などへの動物園の参加を義務づける、新たな法律がイギリス環境・食糧・地方事業省により実現した。
 EUの「動物園指令(Zoos Directive 1999/22/EC)」は、イギリスがEU議長国を務めた頃に交渉され、野生動物の保護を意図している。動物保護教育、絶滅危惧種の再移入など、すでに新法が求めている活動をしている動物園も多い。
 新法は、イギリスの動物園の許可・検査制度などを定めた「1981年動物園ライセンス法」を強化するものである。動物に対して適切な生活環境を与え、適切な飼育を行っているか、日々最新の記録をとっているか、動物の脱走防止策を講じているかといった既存の検査項目に、新たに保護事業が追加される。
 各地方当局には、保護活動に参加しない動物園に対し、閉鎖あるいは部分閉鎖する権限が与えられている。また、仮に閉鎖となった場合、地方当局は、動物の保護や福祉を考慮した措置がとられるようにする権限を有する。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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