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環境ニュース[海外]

アショク・コースラ氏 UNEP笹川環境賞を受賞

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2002.11.08 【情報源】国連/2002.10.30 発表

 UNEP笹川環境賞の今年の受賞者に、インドなどで活躍中のアショク・コースラ(Ashok Khosla)氏が決定した。
 同賞は1984年より毎年、地球レベルでの環境保護・管理に大きく貢献した人に贈られている。
 コースラ氏は、持続可能な開発を理論面・実践面で促進してきた人物で、環境にやさしく商業的にも成り立つような、比較的小規模な技術を育て、普及してきた。同氏は、1972年、途上国で初めての環境関連省庁となった「インド環境計画調整局(India’s Office of Environmental Planning and coordination)」の初代代表に就任し、以後5年、同国の環境行政の基盤の構築に寄与した。最近は、インドに拠点を置くNGO「Development Alternatives」を設立。インドの農村部を中心に、バイオマスを利用した分散型の発電所を設置したり、紙のリサイクルや低コストの屋根材をつくる小さな作業所を作るといった取組を進めてきた。
 同氏は、受賞に際し、「今回の賞は私一人が受賞したものではなく、40年間私が行ってきた様々な活動を多様にサポート・協力してくださった多くの協力者と共に受賞したものである。私達はインドの農村部の生活をより良くするために活動してきた。私達の活動は、全世界の開発途上国においても適用可能なものかもしれない」とコメントしている。
 なお同賞の賞金は20万ドル(2400万円)である。【UNEP】

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