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環境ニュース[海外]

国際海事機関、国際海運事業からの温室効果ガス排出を管理する新要件を採択

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.11.08 【情報源】国連/2016.10.28 発表

 国際海事機関(IMO)は、2016年10月24〜28日にロンドンで開催された第70回海洋環境保護委員会(MEPC)で、国際海運事業からの温室効果ガス(GHG)排出を管理するため、新たな要件が採択されたと報告した。新要件では、国際海運事業からのCO2排出の約85%を占める重量5000総トン以上の船舶は燃料の種類ごとの使用データや輸送作業の代行などの特定のデータを収集する必要がある。新要件によるデータ収集は、MEPCにおける、客観的で透明性があり包括的な政策議論の基盤を提供する3段階のアプローチの第1段階となる。これは、エネルギー効率化とGHG排出削減に必要な将来の追加措置に関する決定の基盤となる。また、MEPCは「船舶からのGHG排出削減に関する包括的IMO戦略」を構築するため2017〜2023年のロードマップも承認した。2017年半ばには、第71回MEPCと併せて船舶からのGHG排出削減に関する作業部会の会期間会合を開催することも決まり、2018年に最初のGHG戦略の採択を予定している。【国際海事機関

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