国連気候変動枠組条約、気候変動の緩和・適応策をまとめた政策決定者向け要約を公表

地球環境】 【掲載日】2016.10.31 【情報源】国連／2016.10.14 発表

　国連気候変動枠組条約（UNFCCC）事務局は、気候行動を促進する政策、技術、取組の政策決定者向け要約「Climate Action Now 2016年版」を公表した。この要約は2016年を通した緩和および適応の技術調査に関する会合から得られた知見をまとめたもので、排出削減と回復力構築の両方を取り上げ、適応に関する特集も組んでいる。また、地方、地域、各国、国際的な新たなレベルの行動を促進する政策、共同イニシアティブ、パートナーシップを取り上げている。要約は以下の目的で作成された。
・政策決定者に対して主なメッセージと具体的行動、あらゆる利害関係者が2020年までの期間にさらに協力する方法を強調する。
・緩和と適応の政策、技術、行動の優良事例を紹介する。
・あらゆる利害関係者による2020年までの行動を支援および強化する連携した取組を提示する。
・排出削減、気候変動のリスクへの対処、気候変動に対する回復力強化のための利害関係者による多数の約束や行動を取り上げる。
・優良事例や取組の紹介にとどまらず、新しいアイデアの創造に段階的に移行できるようにする。
この要約は国連気候変動会議に併せて開催される閣僚級年次会合で情報を提供するために用いられる。【国連気候変動枠組条約】