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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、エネルギー効率化は進んでいるが気候目標を達成するにはペースを上げる必要があると報告

エネルギー】 【掲載日】2016.10.25 【情報源】国際機関/2016.10.10 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、2015年は世界のエネルギー効率化が進み、GDP単位当たりのエネルギー使用量であるエネルギー強度は1.8%改善したと報告した。この改善率は、2014年の1.5%増を上回り、過去10年間の平均の3倍だった。さらに2015年は、一般にエネルギー節減に逆風となるエネルギー価格の下落にも関わらず、エネルギー強度が改善した。2015年のエネルギー強度の改善率はOECD諸国よりも非OECD諸国の方が高く、この傾向は今後も継続すると見込まれている。特に中国では2015年に経済は6.9%成長した一方で、エネルギー強度が5.6%も改善し、一次エネルギー需要の増加は1997年以降最低の0.9%増に止まった。しかし、エネルギーシステムの脱炭素化にはエネルギー強度を年間2.6%以上改善する必要があるという。IEAはエネルギー効率化には政府の政策が中心的な役割を担うとし、規制的政策を追跡し、将来の進捗を測る基準(ベースライン)を設ける「効率化政策進捗インデックス(EPPI)」も導入している。【国際エネルギー機関

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