一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

ヨハネスブルグ・サミットの合意を歓迎 具体的な結果に向け行動

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2002.09.18 【情報源】EU/2002.09.04 発表

 EUはヨハネスブルグ・サミットの成果を歓迎し、行動計画を地に足のついた結果にする道を拓いたヨーロッパの判断が実を結んだと強調した。
 EU議長国デンマークのラスムセン首相は、「この結果に満足できると思う。我々は行動計画及び持続可能な開発のための一連の原則に合意した。自由貿易や市場へのアクセスの増加、開発援助の拡大、よきガバナンス及びよりよい環境に向けた約束に関する世界的な政策とパートナーシップを得た。EUはこの中で指導的役割を果たした」と述べた。
 欧州委員会ロマノ・プロディ委員長は、「もちろん達成したことのすべてに満足なわけではないが、結果が我々を正しい方向へ導いてくれる。合意に達することは重要であるが、実施がなければ意味を成さない。EUはヨハネスブルグの成果の実施に当たって、指導的な立場に立つだろう、なぜなら貿易と援助を通じて、環境を保護しつつ貧困と戦うことを強く約束したからである。次世代に伝えるべき世界のために責任がある」と述べた。
 EUはミレニアム開発目標の達成を目指し、明確で測定可能な期限付きの目標を設定すべく活動した。また、サミットの目標を支持し、途上国の人々に清浄な水、衛生及びクリーンエネルギーをもたらすパートナーシップ・イニシアティブを打ち出した。9月3日には、期限付き数値目標の下に、再生可能エネルギーを増加させる約束をした国々と自主的な連合を立ち上げた。
 なお、サミットでは気候変動問題も目だった役割を果たし、中国、南アフリカ及びポーランドが京都議定書の批准を表明した。カナダも年末には批准するというシグナルを発し、ロシアもまた批准手続きの継続について積極的な声明を発表した。【欧州委員会環境総局】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース