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環境ニュース[海外]

数値目標による再生可能エネルギーの増大を目指す「自発的な連合」を形成

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2002.09.12 【情報源】EU/2002.09.03 発表

 EUは、期限付きの数値目標を設定して、再生可能エネルギーの増大を約束する国家・地域の連合を形成すると発表した。このイニシアティブは、再生可能エネルギーの世界的シェアを、早急かつ本質的に増大させなければならないというサミットの合意(9月2日)を実施する主要な手段として、EUが主張してきたものである。
 EUのヴァルストロム環境委員及びデンマークのシュミット環境大臣は、「世界サミットは、エネルギーも水と同様、開発アジェンダの中核であることを示したが、開発が持続可能であるためには、エネルギーがクリーンでなければならない」と強調。再生可能エネルギーの利用を増やすことで、温室効果ガスを削減し、薪ストーブの煙を吸い込む人々の健康を改善するなど、先進国・途上国双方にメリットが生じると述べる。
 このイニシアティブに対しては、EUが既に話し合いを持った国々から、まずは非常に肯定的な反応があったという。アフリカ、ラテンアメリカ、カリブ海諸国及び他のヨーロッパ諸国のすべてが関心を示しており、近々、他の国々とも話し合いたいとしている。
 ヴァルストロム環境委員とシュミット環境大臣は、「サミットの約束を明確な目標に置き換える「自発的な連合」を形成することに、多くの国々が関心を持つ状況を見て、非常に喜ばしく思う」とコメントしている。【欧州委員会環境総局】

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