アメリカエネルギー省、太陽光発電部門で活躍できる人材育成を促進

　アメリカエネルギー省（DOE）は、軍人が退役後に太陽光発電部門で就業するための職業訓練を新たに5箇所の軍事施設に提供すると発表した。アメリカは、太陽光発電部門の労働者を2020年までに7万5000人育成するという目標を掲げている。この職業訓練では、太陽光エネルギーシステムのサイズ調整および設置、電力網への安全な接続、地域の建築基準の理解と遵守のための訓練を提供する。太陽光発電部門は退役軍人の主要な就職先であり、これまでに1万7000人近くの退役軍人を雇用しており、2020年までには5万人を雇用するとしている。また、DOEは「専門家のための太陽光研修および教育」助成プログラムから、10件の新規プロジェクトに1000万ドル提供することも併せて発表した。このプログラムでは、不動産、建築、消防、防災などの部門の専門家に、太陽光発電の導入を促進するために必要な知識を提供する。