国際エネルギー機関、再生可能エネルギーの活用に関する専門家会合を開催

【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2016.05.16 【情報源】国際機関／2016.04.29 発表

国際エネルギー機関（IEA）は、再生可能エネルギーの活用に関するハイレベル会合を開催した。これは、気候変動への対応とエネルギー安全保障の強化を目指すもので、世界各国の政府、企業、研究機関、市民団体などから約100名の専門家が参加し、その成果は、2016年11月に刊行予定の「2016年版世界エネルギー展望（WEO）」に盛り込まれる。再生可能エネルギーは、著しいコスト削減によって、エネルギー部門の脱炭素化に中心的な役割を果たしているが、世界共通の気候目標を達成するためにはさらに大幅な拡大が必要であるとし、そのための課題と機会に関する情報を、WEOを通じて政策決定者に提供する。会合に参加した専門家などは、IEAから提示された作業計画を基に、各国政府の政策を分析した。再生可能エネルギーとその技術および有効なインフラに必要な投資環境を統合した政策を展開するために、低価格で信頼性の高い電力供給を確保しつつ、再生可能エネルギーの取り込みを促進するための政策の特定や、政策決定者にとって重要なメッセージや分析の抽出を行った。