ドイツ､エネルギー効率と気候に配慮した建築物及び地区に取り組む研究イニシアティブを開始

エネルギー】 【掲載日】2016.04.22 【情報源】ドイツ／2016.04.11 発表

ドイツ連邦経済エネルギー省は、ドイツ連邦教育研究省と共同で、エネルギー効率と気候に配慮した建築物及び地区に取り組む研究イニシアティブ「ソーラー建築/エネルギー効率の高い地域づくり」の開始を公表した。イニシアティブでは、建築物や都市におけるエネルギーシフトを進めるために、エネルギー効率や再生可能エネルギー技術に焦点が当てられる。2015年までに建築部門における一次エネルギー需要は、2008年比で80％削減していることが求められており、イニシアティブにおいて選定されるプロジェクトには、技術革新や知的ネットワークを通じて、住宅や地区を、どのようにエネルギー効率が高く、高い価値を持ち、住むに値するように作り上げていくのかを示すことが求められる。技術的な視点の他に、社会政策やソーシャルエコノミーの考慮が必要となる。連邦政府は、この研究イニシアティブに対し1億5000万ユーロを拠出し、選択されたプロジェクトは、5年以内の枠組みで助成される。