国際エネルギー機関、パリ会議後の再生可能エネルギー拡大に向け会合

【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2016.03.29 【情報源】国際機関／2016.03.14 発表

　国際エネルギー機関（IEA）の再生可能エネルギー作業部会（REWP）は、国連気候変動パリ会議（COP21）で合意した目標の達成へ向け、再生可能エネルギーを拡大する方法を検討する会合を開催した。会合には、世界各国から研究者、官僚、投資家など150名以上が参加した。会合では、COP21はエネルギー部門の変革へ向けた出発点に過ぎず、この変革は既に化石燃料価格の下落などの逆風を受けていることが指摘された。また、産業や消費者に再生可能エネルギーの導入を促すためのプロジェクトや政策に関するプレゼンテーションが行われ、炭素価格付けなど、再生可能エネルギーの競争力を高め、導入を加速する措置の費用対効果を検討した。最後のセッションでは、再生可能エネルギーの拡大を促進するために気候政策を統合する最良の方法や、市場に委ねるだけで変革を達成できるかを議論した。なお、この会合の成果は、「世界エネルギー展望2016（World Energy Outlook 2016）」の再生可能エネルギーに関する特別報告書などに盛り込まれるという。【国際エネルギー機関】