ドイツ　中小企業の省エネルギーと気候保護対策の推進イニシアティブの継続を決定

エネルギー】 【掲載日】2016.02.19 【情報源】ドイツ／2016.02.02 発表

ドイツ連邦経済エネルギー省は、連邦環境省との共同プロジェクト「中小企業イニシアティブ・エネルギーシフトと気候保護」を今後更に3年間継続することを公表した。ドイツ商工会議所（DIHK）とドイツ手工業会議所（ZDH）が、プロジェクトの運営を担い、企業におけるエネルギー効率の向上や気候保護対策の実施を支援している。プロジェクトには、約400万ユーロが用意されており、企業に対し、エネルギー効率に関する対話の提供、情報提供、専門知識の提供を通じて具体的な支援を行い、地域における専門家を仲介する。イニシアティブでは、エネルギー・スカウトが実施されている。既に、2013年以降、ドイツ各地の商工会議所31ヶ所で1000人以上のエネルギー・スカウトが養成された。彼らは、それぞれの企業において省エネルギーを達成するために活動しており、今後3年間、更なるエネルギー・スカウトが養成される。新しい手段として、学生と企業を引き合わす「イノベーション・アシスタント」が始まる。これにより学生は実践経験を集め、企業は学生が持つ「イノベーション」から利益を得、省エネルギーを達成することができる。手工業の分野でも省エネルギーのノウハウを普及すべく、少なくとも1400社の手工業企業に対し、企業内における省エネルギー対策や気候保護対策について確認し、実行していくよう働きかけていく。【ドイツ連邦経済エネルギー省】