イギリス、世界最大の1.2ギガワット洋上ウィンドファームが建設されると発表

【エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2016.02.16 【情報源】イギリス／2016.02.03 発表

イギリスエネルギー・気候変動省（DECC）は、イングランド北東部の港町グリムズビーの沖合に、世界最大となる洋上ウィンドファームが建設されると発表した。この洋上風力発電プロジェクト「ホーンジー・ワン」を手掛けるのはドン・エナジー社である。ウィンドファームはグリムズビーがあるヨークシャー地方の沖75マイルの地点に作られ、発電設備容量は1.2ギガワットで国内100万世帯以上の電力を賄える。今後建設が開始され、2020年に本格操業に入る予定である。その建設段階において約2000件の雇用を創出、また20〜25年間の操業期間を通じて最大300件の追加雇用が期待できるという。シーメンス社の新たなブレード工場も2016年末までに沿岸都市ハルに建設される予定である。
DECCのラッド大臣は、今回ドン・エナジー社が下したウィンドファーム建設の最終投資決定について、「投資不足を解消し21世紀に適したエネルギーインフラ構築しようとするイギリスの取組が信頼されたもの」と歓迎し、「このプロジェクトはクリーンなエネルギーや雇用創出等をもたらすとともに、北イングランドの経済成長も促進する」と期待を寄せた。
【イギリスエネルギー・気候変動省】