ドイツ　高等教育機関を対象とした省エネルギープロジェクトを実施

エネルギー】 【掲載日】2016.01.15 【情報源】イギリス／2015.12.29 発表

　ドイツ連邦環境省は、高等教育機関における省エネルギーと気候保護を促進することを目的にしたプロジェクト「ECHO　高等教育機関におけるエネルギー効率とCO2削減」の実施を公表した。これは1月1日に開始するもので、連邦環境省は今後3年間に渡り40万8000ユーロを拠出する。ECHOプロジェクトの目標は、高等教育機関の職員による省エネを進めることであり、機関内における暖房や換気、機器の利用などの使用形態の変更が重要なテーマとなる。プロジェクトは、マグデブルク大学、フレゼニウス大学、高等教育開発研究所が共同で実施し、現在、フランクフルト大学やキール大学、コトブス大学など9大学がプロジェクトへの参加を表明している。今後さらに多くの高等教育機関の参加を呼び掛けている。参加教育機関では、対象となる施設が選択され、そこで働く職員が行う省エネキャンペーンが開発される。また、ワークショップを通じてプロジェクトチーム参加者を「チェンジ・エージェント」として育成する。この方法により、キャンぺーンを長期的に継続させ、今回対象となっていない他の施設にも取り組みを拡張し、さらなる持続可能な変化がもたらされることが期待される。キャンペーンの全ての成果は、ECHOのホームページで確認できる。【ドイツ連邦環境省】