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環境ニュース[海外]

イギリスの科学者ら、気候変動がイギリスの降雨量に及ぼす影響を予測

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.12.16 【情報源】イギリス/2015.12.01 発表

 イギリス自然環境研究会議(NERC)の助成を受けたイギリスの科学者らは、気候変動が将来のイギリスの降雨量に及ぼす影響を予測した。先行研究では温暖化によって降雨量が増加すると考えられていたが、今回の研究では全体的な傾向としては降雨量が増加するものの、一日の平均気温が約22℃を超えると反対に降雨量が減少することが示されたという。これは、今回の研究で使用した高解像度のモデルでは将来イギリスの大気循環パターンが変わり、高温低湿の日が増えることが予測されたためだという。科学者らは、今後の研究課題として、1時間当たりの降雨量の地球規模のデータベースから傾向と原因を分析し、今回予測されたパターンが別の場所にも当てはまるかを検証することを挙げている。NERCは、この研究成果は、気候変動が複雑で変動しやすい影響をイギリスの降雨量に及ぼすことを示しており、将来の気候パターンの変化に備えるために役立つとしている。【イギリス自然環境研究会議】

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