欧州委員会、2014年に欧州は積極的に気候資金を動員したと高く評価

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.11.25 【情報源】EU／2015.11.10 発表

　欧州委員会は、2014年にEUおよびEU加盟国は途上国の気候変動対策を支援するため145億ユーロの気候資金を動員したことを報告し、この成果は欧州が気候資金の動員で世界を主導していることを示すものと高く評価した。2009年の国連気候変動会議で、先進国は2020年までに年間1000億ドルの気候資金を動員するという目標を設定した。目標設定以降、EUおよびEU加盟国は世界の政府拠出の気候資金の半分以上を動員してきたという。欧州は今後とも気候資金の動員で中心的な役割を果たすとしており、2014年から2020年の間にEU資金の20％以上を気候対策に費やし、EUの動員する官民の気候資金は2020年までに500億ユーロに上ると見込まれている。また、欧州は2020年以降も気候資金の提供を続けるとし、気候資金の流れをさらに加速するため、各国の適切な開発計画、気候戦略、民間部門の取組を促進する仕組みなどを策定する必要があるとしている。【欧州委員会】