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環境ニュース[海外]

死のアザラシウィルス再来 ホットラインを開設

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2002.08.23 【情報源】イギリス/2002.08.13 発表

 イギリスの海岸に、アザラシの命を脅かすアザラシ・ジステンバー・ウィルス(Phocine Distemper Virus; PDV)が再上陸しているため、8月13日、ホットラインが開設された。
 これは、政府が資金提供しているPDV研究プロジェクトの一環として行われた。この研究プロジェクトは、動物学研究所(The Institute of Zoology)が中心となって行うもので、期間は9ヶ月。プロジェクトの目的は、1988年に1万8000頭のゼニガタアザラシ、そして400頭のハイイロアザラシの命を奪ったPDVについての理解を深めること。当時は死因もわからず、全く新しい病気であった。現時点でも、このウィルスに関する治療法は見つかっていない。
 今回、再びイギリスの海岸にこの病気が到来している。東部の海岸に打ち上げられたアザラシを検査したところ、PDVウィルスが陽性だった。既に、オランダ、ベルギー、ノルウェー、そしてフランスの海岸でも発見されている。
 エリオット・モーレィ動物の福祉担当大臣は、海岸に打ち上げられたアザラシを見つけても、触ったり、ペットが接触したりするのを避け、ホットラインに連絡するよう呼びかけている。

ホットラインの電話番号:08712 447999

【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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