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環境ニュース[海外]

イギリス、2014年の使い捨てレジ袋の使用量が増加したと報告

ごみ・リサイクル】 【掲載日】2015.08.10 【情報源】イギリス/2015.07.24 発表

 イギリス政府は、2015年10月から主要スーパーマーケットのレジ袋有料化(1袋5ペンス)導入を前に、レジ袋使用状況に関する新たな報告書を公表した。これによると、2014年の主要スーパーマーケットにおける使い捨てレジ袋の使用量は前年より2億枚増加し85億枚と、5年連続で増加しているという。レジ袋は完全に分解されるまで何年もかかる。近年、家庭でのリサイクル率が上昇したとはいえ、毎年1万6000トンの廃棄物が埋め立て処分されている。また、約800万トンのプラスチックが海洋に流出し、海洋環境を汚染し海洋生物に深刻な影響を及ぼしている。イギリス政府は、有料化によってスーパーで80%、主要道路沿いの商店街で50%のレジ袋を削減できるとしており、ゴミの清掃費用や炭素削減費用の軽減にもつながり、経済成長を促すと期待している。また、中小規模の小売店に対しては自主的な導入を勧めている。有料化によって10年間で7億3000万ポンドが慈善事業やNPOに寄付される見通しだという。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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