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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、2020年までにCO2排出増加を止める方法を提案

エネルギー】 【掲載日】2015.06.29 【情報源】国際機関/2015.06.15 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、第21回国連気候変動会議(COP21)に先立ち、世界エネルギーアウトルック特別報告書を公表し、経済成長を鈍らせることなく、エネルギー部門におけるCO2排出量の増加を2020年までに止める(頭打ちとする)ための5つの施策を提案した。具体的には、各国政府が進めるべき施策として、1)産業・建築・運輸部門におけるエネルギー効率化、2)効率の低い石炭火力発電所の削減と新規建設の禁止、3)再生可能エネルギー技術への投資促進、4)化石燃料補助金の段階的廃止、5)石油・ガス生産におけるメタンガス排出削減、を指摘している。
 さらに、報告書では、COP21の成功に向け、排出増加抑制策のほか、国の達成目標の5年ごとの見直しや温度上昇幅を2度以下に維持するための様々な長期的排出目標の設定、エネルギー分野で進展した取組みの追跡方法の確立など4つの重点を提案。報告書は、資源(技術もしくは資金)の移転など、より徹底した行動を構築する基盤として、COP21における野心的な国の公約の必要性を示唆している。【国際エネルギー機関

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