デンマーク気候・エネルギー・建物大臣、建物の熱エネルギー消費削減への具体策を公表

エネルギー】 【掲載日】2014.12.24 【情報源】デンマーク／2014.12.08 発表

　デンマーク気候・エネルギー・建物大臣は、建物の熱エネルギー消費を削減するためのエネルギー改革戦略を公表した。これは、建築、エネルギー、金融の各業界や多くの研究機関など40以上の組織が緊密に協力して2012年に合意したエネルギー協定の一環として策定されたもので、2050年までに既存の建物の熱エネルギー消費の35％削減を目指す。国内の建築ストックのさまざまな分野や利害関係者を対象とし、1）窓などのさまざまな建築材のエネルギー基準の改善、2）既存の建物に対する自主的エネルギークラスの導入、3）エネルギー効率を高めるための改築に対するインセンティブの創出を目的としたエネルギー表示計画の改善、など21の具体的なイニシアティブを提案している。同大臣は、「エネルギー改革戦略は、エネルギー効率の高い社会への移行において重要な一歩である。建築業界が新たな技術的解決策への長期的な取り組みと投資の基盤として同戦略を活用することを望んでいる」と述べた。【デンマーク気候・エネルギー・建物省】