アメリカ海洋大気庁、アラスカのカチェマク湾を生息地保全重点地域に指定

　アメリカ海洋大気庁（NOAA）は、アラスカのカチェマク湾を8番目の生息地保全重点地域に指定した。アラスカ州やアラスカ大学など外部のパートナーと協力し、生態系および沿岸地域の保護、回復に重点的に取り組んでいく。カチェマク湾の生態系は、開発活動、海洋の酸性度の変化、氷河の融解による水の状態の変化などに影響を受けやすく、環境だけでなく漁業や海上輸送、観光など沿岸地域の経済においても極めて重要である。同湾は、すでにアラスカの重要生息域およびNOAAの国立河口研究保護区として認定されているが、生態系に関する広範な科学的知識は十分に統合されていない。生息地保全重点地域の指定により、同湾はさまざまなデータや科学的知識の利用方法を改善するための実験地としての役割を果たすという。NOAAは、マッピングおよびモデル情報などの利用方法を改善し、生息地を評価する新たなツールの開発などを行い、効果的な政策決定に向けた組織的かつ戦略的な取り組みに反映させたいとしている。【アメリカ海洋大気庁】

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生態系

プレスリリース

http://alaskafisheries.noaa.gov/newsreleases/2014/kachemakbay111914.htm